「何倍で取引できるか」より、「小さな値動きが、口座のどこまで届くか」。
レバレッジは、倍率ではなく距離。
1秒でいうと
少ない資金で、大きな値動きの近くに立つ仕組み。利益と損失の両方が取引サイズを基準に動きます。最大倍率は、安全性を示す数字ではありません。
1秒要約
- 口座の小ささではなく、動かしている金額を見る。
- 証拠金が少ないほど、損失も小さいとは限らない。
- 値動きの割合は、取引サイズへ掛かる。
- レバレッジを見るなら、強制決済までの距離も見る。
倍率を閉じて、距離を測る。
以下の数値は仕組みを見せるための単純化した例です。実際の証拠金、強制決済、損益、費用は商品・法人・口座条件・市場状況で変わります。
動くのは、証拠金ではない。
損益は、預けた証拠金だけでなく、保有している取引サイズ全体の値動きから生まれます。だから最初に見る数字は「最大レバレッジ」ではなく、実際のポジション総額です。[1]
証拠金は、参加料ではない。
証拠金はポジションを開き、維持するために確保される担保のような金額です。手数料として消えるわけではありませんが、取引中は自由に使える余力から外れます。[3]
1%の値動きは、何%の損失か。
例として$100,000のポジションが不利な方向へ1%動けば、損失は概算$1,000です。必要証拠金が$1,000だったとしても、これは「1%だけ損した」という意味ではありません。
大事なのは、残された余白。
含み損で有効証拠金が減り、維持条件を下回ると、ポジションが自動で閉じられる場合があります。その基準、計算単位、順序は会社や契約法人で異なり、急変時は想定価格を飛び越えることもあります。[2]
同じ倍率でも、危険は同じではない。
4つの深い話
設定倍率と、実効倍率。
口座で選べる最大倍率と、実際に保有するポジションが口座資金の何倍かは別です。取引量を小さくすれば、実効的な負荷は変わります。
余力は、損失上限ではない。
「利用可能証拠金」は新しい取引や値動きに耐える余白です。損失をその金額で必ず止める保証ではなく、費用や複数ポジションも影響します。
ストップは、約束価格ではない。
通常のストップ注文は指定水準へ到達した後に執行されます。価格が飛ぶ局面では、指定価格と実際の約定価格に差が出る可能性があります。
保護は、法人ごとに確認。
強制決済基準、追証、負残高保護、対象顧客は規制地域や契約法人で異なります。ブランド全体の説明だけで判断しません。
注文を出す前に、7つ測る。
- 1 lotは、実際には何通貨・何オンス・何株相当か。
- 最小取引量でも、ポジション総額はいくらになるか。
- その銘柄へ実際に適用されるレバレッジはいくつか。
- 必要証拠金は、どの式と価格で計算されるか。
- 1%動いたときの損益額はいくらか。
- 強制決済の基準は何%で、口座全体か個別取引か。
- 負残高保護と急変時の扱いは、契約法人にも適用されるか。
例示した$100,000・$1,000・1%は仕組みを説明する仮定値です。費用、スプレッド、換算、スリッページ、段階式レバレッジは含みません。
次は、一本の線を二つの国から読む。
取引の距離を測ったら、USD/JPYを動かす両側の力を見分ける。
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